
この記事では、ラダーシリーズのLevel 1から多読を始めようか検討している方に向けて、Level 1の特徴、本の選び方について紹介します。
「ラダーシリーズ」について知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
ラダーシリーズ (Level 1) から多読を始めてみよう!
ラダーシリーズはラインナップが豊富で、たくさんの物語に触れ、楽しみながら英語のレベルアップができるようになっています。
実際私は、ラダーシリーズ Level 1の「美女と野獣」から多読をスタートしました。ラダーシリーズに出会うまで何度も洋書で挫折していましたが、「美女と野獣」で初めて英語で書かれた本を読み切ったことで達成感を感じ、どんどん他の物語や洋書にトライできるようになりました。
自分好みの一冊を見つけて、是非多読をスタートさせてみてください!
Level 1の特徴
Level 1は、TOEIC 300-400点、英検4級ぐらいのレベルの方をターゲットに作られています。
どれもページ数が少なめで、挿絵も所々入っていて、読み切ることができるように工夫されています。
本の選び方
英語があまり得意ではない方は、知っている物語を見つけて読んでみるのがおすすめです。
Level 1の英語レベル (目安:TOEIC 300-400点、英検4級) なら自信があると言う方は、内容を知らない作品を読んでみるのがおすすめです。
Level 1でも意外と知らない単語やイディオムが出てきます。私はラダーシリーズのLevel 1〜3では、タイトルは聞いたことがあるけど内容を知らない物語を積極的に読んで、様々な分野の単語や表現を学ぶようにしています。
ラダーシリーズ (Level 1) 3冊紹介
ラダーシリーズは、Level 1だけでもたくさんのラインナップがあります。ここでは、みなさんの本選びの参考になるように、私が実際に読んだ3冊をご紹介します。是非本選びの参考にしてみてください。
Gon, the Fox (ごんぎつね)
ある日、狐のごんは兵十がやっとの思いで獲ったうなぎをいたずらで逃してしまう。そのうなぎは兵十が病気の母親のためにとったものだった。後悔したごんは、魚や栗を兵十の家に毎日届けるようになる。しかし兵十はごんが届けているとは知らず…。
ページ数が少なく、挿絵もあるのでとても読みやすい一冊です。ごんぎつねはラダーシリーズのレベル1の中でも比較的簡単な作品です。そのため、英語はあまり得意でない、でも洋書にチャレンジしてみたいと思っている人はこの本からスタートするのがおすすめです。それでも難しいと感じた場合は、日本語のごんぎつねを読んでから、再チャレンジするといいかもしれません。
ページ数:約20ページ(巻末のワードリストは除く)
Beauty and the Beast (美女と野獣)
心優しくて美しいビューティーは、お金持ちの商人の父、3人の兄、意地悪な2人の姉と暮らしている。ある冬、家が火事になり、嵐で父の所有する船も沈んでしまうという不幸が一家を襲う。ある日、商人の父は、出かけた帰りに道に迷ってしまい、あるお城にたどり着く。そのお城でビューティーが欲しいと言っていたバラを見つける。父がバラをとった瞬間、主人である野獣が現れ…。
ビューティーの優しさ、健気さ、相手を思う気持ちに引き込まれる作品です。ディズニーの作品とはストーリーが異なりますが、面白くて一気に読める一冊です。
ページ数:約50ページ(巻末のワードリストは除く)
Gorsch the Cellist (セロ弾きのゴーシュ)
宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」を英訳した作品。ゴーシュという音楽団に所属している男の子が主人公。ゴーシュは音楽団でチェロを弾いているが、あまり上手ではないため、いつも指揮者から叱られていた。コンサートが間近に迫り、家に帰ってからもチェロを練習しているゴーシュの元に、猫、カッコウ、たぬき、ねずみが毎晩訪れ…。
この本は、英語のレベルアップは置いておいて、物語の解釈をするのが面白い一冊だと思います。そのため、読み終えてから色々想像を膨らませることが好きな読書好きの方におすすめです。
「セロ弾きのゴーシュ」は解釈が難しい物語だと思います。読み終えてモヤモヤしたときは、「セロ弾きのゴーシュ 解説」などのキーワードで検索すると色々な方の解説が出てくるので探してみてください。
ページ数:約25ページ(巻末のワードリストは除く)