
この記事では、ラダーシリーズのLevel 2で英語の多読をしてみようか検討している方に向けて、Level 2の特徴、本の選び方について紹介します。
「ラダーシリーズ」について知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
ラダーシリーズ (Level 2) で多読をしてみよう!
Level 2の特徴
Level 2は、TOEIC 400-500点、英検3級ぐらいのレベルの方をターゲットに作られています。
Level 1と比べるとページ数は多くなります。挿絵も少なくなり、物語によっては一つも挿絵はないものもあります。
出てくる単語のレベルはLevel 1とそれほど変わらない印象ですが、物語によってはこれでLevel 2?と思うほどレベルが高めの本もあります。
本の選び方
英語があまり得意ではない方は、知っている物語を見つけて読んでみるのがおすすめです。
Level 2の英語レベル (目安:TOEIC 400-500点、英検3級) なら自信があると言う方は、内容を知らない作品を読んでみるのがおすすめです。
Level 2の英語力は十分あったとしても意外と知らない単語やイディオムが出てきます。私はラダーシリーズのLevel 1〜3では、タイトルは聞いたことがあるけど内容は知らない物語を積極的に読んで、様々な分野の単語や表現を学ぶようにしています。
ラダーシリーズ (Level 2) 3冊紹介
ラダーシリーズはラインナップが豊富で、たくさんの物語に触れ、楽しみながら英語のレベルアップができるようになっています。
ラインナップはIBCパブリッシング社のホームページから確認できますので、自分好みの一冊を見つけて、是非トライをしてみてください!
Roman Holiday (ローマの休日)
ある国の王女が公務でローマを訪問した際に、滞在先からこっそり抜け出す。偶然出会った新聞記者と一緒にローマを観光し1日を満喫する。新聞記者とのたった1日の恋物語。
「ローマの休日」の映画を観たことがある人も多いのではないでしょうか。ストーリーを知っている人にとってはとても読みやすい作品です。英語の勉強になると同時に、簡単な表現でここまでストーリーが描けることを知ることで自信にもつながる一冊です。
ページ数:約80ページ(巻末のワードリストは除く)
Dr. Jekyll and Mr. Hyde (ジキルとハイド)
弁護士のアタソンは友人で科学者のジキルから遺言を受け取る。その中には、ジキルが死んだら財産は全てハイドが受け取ることと記載されていた。また、ある時からジキルの家にハイドという恐ろしい雰囲気をした男が出入りするようになる。ジキルの召使たちからも相談を受けた弁護士アタソンが、ジキルとハイドの2人の関係に迫っていく物語。
読んでいるとどんどん続きが気になってのめり込んでいく作品です。私はジキルとハイドの内容を知らなかったので、余計に面白く、3回再読しました。この本はLevel 2の中ではレベルが高い方だと思います。知らない単語、表現が結構出てきたので、初心者の方であれば、物語の内容を知っている方におすすめです。Level 2の英語力なら自信があるという方には是非読んでいただきたい一冊です。
ページ数:約95ページ(巻末のワードリストは除く)
The Adventures of Tom Sawyer (トムソーヤの冒険)
わんぱく少年トムの物語。トムはどうやったら家の手伝いや学校をサボれるかばかり考えている男の子。トムにはホームレスのハックという友達がいる。ある日、トムとハックはいたずらをしに夜中に墓地を訪れる。そこで偶然殺人事件を目撃してしまう。トムとハックは罪悪感や恐怖を抱えながらも、家出して無人島に行ったり、宝探しをしたり、毎日冒険のような日々を過ごす。
数ページごとに章が分かれているので、休み休み読むことができる一冊です。トムは本当にわんぱくで育てるのが大変そうな男の子ですが、どこにでも行けて、何にでもチャレンジできる少年の生き方が羨ましくも感じる物語です。
ページ数:約135ページ(巻末のワードリストは除く)