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【任天堂について学べる洋書】What Is Nintendo?

任天堂の製品は多くの方が使用したことがあると思いますが、任天堂の歴史についてどこまでご存知でしょうか?

この記事では、英語を学びながら任天堂についても詳しくなる洋書 “What Is Nintendo?” について紹介します。

この記事を読むことで、“What Is Nintendo?” がどんな本なのか、本の難易度を知ることができます。

また、洋書に興味がない方も、この記事を最後まで読むことで任天堂について少し詳しくなれますので、是非最後まで目を通してみて下さい!

これから “What Is Nintendo?” を読もうと思う方は、ネタバレを含むレビューの項は読まないようにご注意下さい!

“What Is Nintendo?” ってどんな本?

ページ数:112ページ

“What Is Nintendo?” を読むと下記のようなことが分かります。任天堂について知らないことがたくさん知れる面白い一冊です!

この本を読むと分かること
  • 任天堂の歴史
  • マリオ誕生秘話
  • テトリス誕生秘話
  • 任天堂の失敗作
  • 任天堂が大切にしていること

“What Is Nintendo?” の難易度は?

私の感覚ですが、“What Is Nintendo?” は、英検3級(中学卒業レベル)の英語力があれば読むことができます。

中学では習わない単語も出てきますが、読み飛ばしても大まかな内容は掴めると思います。

ほとんどのページに挿絵があり、1ページあたりの文章数は多くないので、洋書初心者の方におすすめの一冊です。

“What Is Nintendo?” のレビュー(ネタバレ含む)

ここからは、“What Is Nintendo?” をレビューしつつ、内容についても一部紹介していきます。

任天堂の歴史

任天堂は元々花札やカードゲームを作っている会社でした。

その後、おもちゃ開発に力を入れる中で、エレクトロニクス (電子工学) をおもちゃに取り入れることを考えるようになります。

そして1970年、任天堂が日本で初めての電子玩具ビームガンを発売します。

その後も任天堂はアーケードゲームやビデオゲームなどの開発を続けます。

ある時、開発担当者が電車移動している際、乗客が電卓のボタンを押して遊んでいる姿を見つけます。

それを見て、手に持って遊べるゲームのアイデアを得たことが、ゲーム&ウオッチの開発につながります。

その後、手に持って遊べるゲームは、ゲームボーイ、DS、Nintendo Switchへと進化を遂げて現在に至ります。

「運を天に任せる」が任天堂の社名の由来です。

これは単純に運任せということではなく、「人事を尽くして天命を待つ」ということで、全力でやったら、あとの結果は天命に任せるということを意味しているようです。

今まで任天堂の社名について特に考えたことはなかったのですが、この本で任天堂の歩みを知ったことで、任天堂という会社にぴったりの社名だと感じました。

マリオ誕生秘話 (マリオの元々の名前はジャンプマン⁈)

任天堂の開発者は、アメリカで当時人気だったポパイのようなキャラクターを新しいゲームに使いたいと考えていました。

ポパイの漫画から発想を得て、「ジャンプマン」「レディー」「ドンキーコング」が誕生します。この「ジャンプマン」がマリオの原型です。

小さなスクリーンでも目立つように、開発者はジャンプマンに赤い帽子をかぶせ、口髭をつけます。

その後、任天堂アメリカの社長がアメリカ人に馴染める名前が良いと提案したことで、「ジャンプマン」は「マリオ」に名前を変えます。

マリオという名は、任天堂アメリカが使用していた倉庫の大家さんである “Mario Segale” さんに由来しているそうです。

今や世界的に有名なマリオにはこんな誕生秘話があったんですね。

テトリス誕生秘話

テトリスはロシアの政府機関で働いていたコンピュータープログラマー “Alexey Pajitnov” さんのアイデアで開発されました。

「テトリス (Tetris)」は、ギリシャ語で四角形の4を表す “tetra”、Alexeyさんが好きなスポーツの “tennis” に由来します。

Alexeyさんはゲームを開発した当時、政府機関で働いていており、ゲームを販売することでトラブルになる事を心配し、政府機関にテトリスの著作権を与えることにしました。

そのため、テトリスが大ヒットしても、10年間ほどはAlexeyさん自身にはお金は一切入ってこなかったそうです。

任天堂の失敗作

1995年に任天堂は3Dゲーム機「バーチャルボーイ」を発売します。

バーチャルボーイはゴーグル型のディスプレイを覗き込むようにしてプレイする新しいゲームでした。

しかし、ゲーマーから眼が疲れる、頭が痛くなる、吐き気がするなど不評だったため、約1年後には姿を消すことになります。

バーチャルボーイは任天堂の最大の失敗作の1つと言われています。

2012年に販売したWii Uも売り上げが伸びず、失敗作の一つと言われています。

大企業の任天堂でさえも失敗を経験し、失敗から学んで成長しているんですね。

任天堂が大切にしていること

任天堂は子供から大人まで全世代が楽しめるゲーム開発を大切にしています。

任天堂には厳しい会社方針があり、ゲームに暴力的な要素は使わないようにしているそうです。

他社が暴力的な要素を含む大人向けのゲームで素晴らしい売上を記録しても、任天堂は全世代の人が楽しめるゲーム開発という考え方をずっと変えずに守り続けています。